•  Step １．米国税法上の自分のステータスを確認します。
  
  •  申告義務があるのか。→ 米国の確定申告 を参照ください。
  •  居住者（Resident）扱いか。非居住者（Non Resident）扱いか。
    → 居住者（Resident）と非居住者（Non Resident）の決定方法 を参照ください。
  •  租税条約（Treaty） は使えるのか。→ 日米租税条約 （U. S, Tax Treaty） を参照ください。
  •  源泉徴収されている税金は何か。

  •  申告に必要な書類は何か。 → 申告書本体（1040など）への添付書類 （W-2、1042S、1099、…） を参照ください。

•  Step ２．申告するForm を決定します。

  簡単に代表的な例を示します。実際は状況によって異なるので、あくまで参考です。控除を受けるためには下記以外にも特別なForm が必要になることがあります。 申告の際には、必ずご自身でご確認ください。

  ステータス	申告書
  J-1ビザ Non Resident	Form1040NR（EZ）＋8843
  J-2ビザ Non Resident 米国源泉所得あり	Form1040NR（EZ）＋8843
  J-2ビザ Non Resident 米国源泉所得なし	Form8843
  J-1ビザ Resident	Form1040（A）（EZ）
  J-1ビザ Resident （Tax Treatyあり）	Form1040NR（EZ）＋8833 または1040
  H-1ビザResident （Tax Treatyあり）	Form1040NR（EZ）＋8833 または1040

•  Step ３． 申告すべき所得と控除すべき項目を検討します。

  • 自分の所得が課税、非課税かを確認

    米国税法、日米租税条約を考慮して、自身の所得が課税対象か否かを確認します。特に、租税条約による非課税のルールは国によって違うため、必ず確認が必要です。

  • 配偶者、扶養者（扶養家族）の控除

    もし、配偶者や扶養者がSocial Security Number を持っていない場合、この控除を受けるためには、Individual Tax Identification Number (ITIN)をForm W-7を使って申請し取得する必要があります。

    詳しくは、ITIN Individual Tax Identification Number）の取得 を参照ください。

  • その他の控除

    控除を受けるために必要とされる書類を準備します。 各控除に関しては、以下を参照ください。

    • 米国の税金の計算方法

    • 控除について（控除群１： Above the Line Deduction）

    • 控除について（控除群２： Itemized/Standard Deduction）

    • 控除について（人的控除・扶養者控除）

    • 控除について（控除群３： Credit）
      
      

•  Step ４．書類の記入

実際のForm をInstruction に従い記入します。
各種Instruction は以下のIRSホームページよりダウンロード（PDFファイル）可能です。

・Form 1040 Instruction ・Form 1040EZ Instruction ・Form 1040NR Instruction ・Form 1040 NR-EZ Instruction

•  Step ５．必要書類を添えます。

まず、W-2、１０４２Sは必ず申告書に添付します。また、源泉徴収されていることを示す書類（１０９９など）も添付します。その他、源泉徴収を含まない書類は自身のコピーとして大切に保管します。E-File の際は、当然ながら添付する必要はありません。

詳しくは、申告書本体（1040 など ）への添付書類 を参照ください。

•  Step ６．送付

通常のFirst Class Mail などで送付しても構いませんが、Certified メールのような送付日の記録が残るものをお勧めいたします。万が一届いてなかった場合の、遅延ペナルティを避けるためです。 送付期日に関しては、申告書の提出期限及び延長届けについて を参照ください。

•  申告書作成のための参考ページ

  • 米国税法上非居住者（Non Resident）の税法

  • 米国税法上居住者（Resident）の税法