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 控除群1: Above the Line Deduction

 これらは、AGI (Adjusted Gross Income)の上で控除することから、Above the Line Deduction と呼ばれます。この項目に含まれる控除は、所得から引き算することで、あたかも所得がなかったかのように扱われます。

 以下に代表的なものを説明します。

  •  Educator Expenses

 年間900時間以上、幼稚園から高校までの教職の人が、クラスルームのために要した教材の費用などが最大250ドル(2003年)まで控除できます。 250ドルを超える額は、項目別控除(Itemize Deduction)の雑控除(Miscellaneous Itemize Deduction)で控除が可能となります。

  •  IRA Distribution

 IRA (Individual Retirement Plan) への年間の拠出額のうち、3000ドル(2003年)までが控除として認められています。ただし、企業などの退職年金プランなどに加入している場合、AGI(Adjusted Gross Income)が一定額以上になると段階的に減少(Phase Out)の対象となります。

  •  Student Loan Interest Deduction

 高等教育、専門学校などの授業料、寮費、食費、その他関連費用に教育ローンが充てられている場合、支払利息分が控除の対象となります。この場合、少なくともハーフタイムで就学している期間のものである必要があります。

  •  Tuition and Fees Deduction (税法上Resident のみ)

 自分自身、配偶者、扶養家族のために使った高等教育、専門学校などの授業料が最大4000ドル(2004年)まで控除が可能です。ただし、高額所得者(Single:65000ドル超、Joint:130000ドル超)になると 、この控除は2000ドルまでに制限されます。さらに高額所得者 (Single:80000ドル超、Joint:160000ドル超)になるとこの控除は使えなくなります。また、ファイリングステータスがMarried Filling Separately(夫婦個別申告)の場合は、この控除は使えません。ファイリングステータスについての詳細は、Filing Status について を参照ください。教育費の控除に関しては、Hope CreditやLifetime Learning Creditとの兼ね合いを考えて、どの控除を使うべきか検討する必要があります。また、これらの控除のために教育機関などから、フォーム1098Tがその証明として発行されます。

(参考)
 Hope Credit
は、大学や職業訓練学校などの最初の2年間(the first 2 post-secondary education years)の授業料に適用され、Creditとして税額から直接控除できるため、大きな節税になる控除方法です。生徒一人当たり最大1500ドルまで(最初の1000ドルまで100%、次の1000ドルまで50%)控除が可能になります。 ただし、少なくとも1学期間、ハーフタイムで就学している必要があります。高額所得者は段階的に控除額が減額されます。 なお大学院は対象にはなりません。

 Life Time Learning Credit は、Hope Credit に比べて条件が緩くなりますが、最大2000ドル(最初の10000ドルのうち20%分)がCreditとして税額から直接控除できます。これも高額所得者は段階的に控除額が減額されます。

 これらについて詳しくは、教育費をうまく使う を参照ください。

  •  Moving Expenses

 Moving Expenses (引越し費用)を控除するためにはまず仕事に関連している必要があります。控除が認められるためには、以下の2つのテストを満たす必要があります。

1.Distance Test

 引越しをする前の家と比べて、引越しをしなかった場合、職場が50マイル以上遠くなること。

2.Time Test

 新しい職場へ勤務後、1年間で39週以上フルタイムで働くこと。(自営業者の場合は2年間で78週以上)

 

実際にMoving Expense として控除が認められる費用は以下のものがあります。

・家具などの移動費用(保険なども含む)
・移動のための旅費(宿泊費を含む) など。

控除が認められないものには以下のものがあります。

・移動中の食費(引越ししなくとも食事はするから)
・新居を見つけるための旅費や仮住まい費用 など。


重要関連項目

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