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「ファウスト〈第一部〉」
「ファウスト〈第二部
〉」 ゲーテ
・・・あのゲーテが24歳で書き始め、82歳で書き終えたという、ゲーテの生涯の思想を賭け尽くした大傑作。悪魔の力でこの世のすべてが思い通りになるという極限状態から、真の幸福とは何かを問うという壮大な本です。これ以上の文学作品は存在しないと思えるくらい次元の違うものです。偉大なるゲーテの真の幸福をテーマにしたメッセージは、まるで稲妻に打たれたような感動と、自身の人生に多大なる影響を与えました。ただ、読むためには、ギリシャ神話が絡んだり、多くの部分が詩で書かれているため、解釈が難しいのですが、読む人なりの
回答を見出すことが素晴らしいことと思います。
「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ
・・・親友宛の手紙調で書かれた若かりしゲーテの叶わぬ恋を描いた名作。軟弱者とか病的とか批判する方も少なくないですが、じっくりと意味を噛締めながら読めば、そこに描かれているものがただの軟弱男でないことがよく分かります。
ストーリーを追うだけでは分からないと思いますが、優しい気持ちになれるような一つ一つの描写に全く無駄がなく、ゲーテの偉大さを感じる本です。
「異邦人」 カミュ
・・・大学時代にフランス語の試験の前日に読み始め、ついつい徹夜して読破してしまったくらいはまった本です。フランス語の試験は、お陰で勉強せずに受け、再履修を強いられました。登場人物は極めて危ない人物ですが、ただのプッツンではなく、この世の不条理がテーマとなっています。善の強要は悪であるというカミュからのメッセージと私は解釈しています。極限状態から本質を描くということで、偉大なメッセージを伝えようとしていると思います。表面的に読めば、ただの危ない男ですが、
味わい深い素晴らしい作品と思います。
「老人と海」 アーネスト
ヘミングウェイ
・・・アメリカの文豪ヘミングウェイの名作。本当の意味の成功(勝利)とは何かを漁師である老人を通じて描かれているものと思います。
ただのカジキマグロとの格闘ではなく、社会的に評価されないものの、この老人の内なる勝利が、このシンプルなストーリーを通じたヘミングウェイからの素晴らしいメッセージである気がします。世知辛い現在に生きる人々が忘れてしまっているものを、この本は思い出させてくれるような気がします。とても読みやすい本なので、文学作品を読みはじめるにはとてもいい本と思います。 |